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脱弥生会計…AIに決算報告をお願いしたらすんなり税理士さんに書類が渡せた件


預金とカードを「紐づける」だけのはずが、3日溶けた


毎年やってくる、あの憂鬱な季節。決算です。


私はオンライン会計ソフトが、どうしても好きになれません。

今回も弥生会計のオンライン版で、銀行のCSVとクレジットカードのデータを取り込み、紐づけ作業をはじめました。


預金出納帳とカードがちゃんと紐づけば、「預金から引き落とされたカードで、いつ・何を買ったか」が自然につながるはずですよね。普通、そう思いますよね。


ところが、これが一発でキレイに紐づかない...(弥生会計に限らず、たぶん多くのソフトが似たようなものだと思います。)


何度チェックしても、システムをつくった人が整理した項目立てと、実際に使う私が確認したい紐づけが、どうもズレている。これは完全に「プロダクトアウト」だなと感じます。

作る側が「この方が作りやすいでしょ」で組んでいて、使う側に「慣れてよ」という空気が、うっすら漂っていますよね。


案の定、CSVを取り込んでも思うように紐づかず、手作業で全部チェックする羽目に。気づけば3日。(いや、日頃からちゃんと記帳しろという話で、そこは私が悪いのですが…)「預金とカードを紐づけるだけ」のはずが、まったく進まない。


天啓。「去年の決算書」と「今年の元データ」をClaude Codeへ

3日目、ふと天啓が降りてきました。


去年の決算書と、決算の元データをClaude Codeに読み込ませて、こうお願いしてました。


「この去年の形式で、今年度分の決算の元データをつくりたい。銀行のCSVとカード会社のCSVを紐づけてもらえる?」


期待と不安が入り混じります。

データ、大丈夫かな…と思いつつ、念のため、この作業は全般的にシークレットモードで実行しました。


書類作成、現在50%完成


うおっ、マジか。進んでる。


調子に乗って「次は売掛金を計算してほしい」とお願い。取引先の情報が必要なので、PDFの請求書データも読み込ませます。


書類作成、現在75%完成


おっ、いいぞ。こうしてどんどん元データを流し込んでいく。ここまでで、まだ2時間ほど。「本当に大丈夫なのか?」という気持ちは消えませんが、手は止まりません。


AIは「寄り添ってくれる」。これが、ソフトを乗り換えた本当の理由


90%あたりに差しかかったとき、AIの様子が変わります。


「これ、ダブってないですか?」 「この項目の意味は何ですか?」


向こうから、どんどん突っ込んでくるんですね。


これですよ。冒頭で「弥生会計をやめようと思った」と書いた、本当の理由は。


つまり、データの不整合や不適合を、AIのほうから指摘してくれる。会計ソフトは、こういう提案はしてくれません。最後の最後に書類を出力しようとして、ようやく「○○が不適合です」とだけ表示される。あとは自分でどこが原因かを探し回って直すしかない。たいていのソフトが、このタイプだと思います。


でもAIは、その手前で寄り添ってくれる。寄り添ってくれるだけで、難しい処理に追われる人間は、本当にホッとするんです。


そうして完成した残高試算表と総勘定元帳をチェック。完璧だ…と思った瞬間。


あれ? 総勘定元帳、ついてないじゃん?


おいおい、おまえ、総勘定元帳つけないかい!

「申し訳ありません。」


最後の最後でやらかすあたり、なんとも憎めないやつです。



いつもの「2〜3日の気が抜けない日々」が、来なかった


そんなこんなで出来上がった書類を、いつものように税理士さんへ投げます。ドキドキ。


例年なら、すぐに「ここがおかしい」と連絡が来て、2〜3日は気が抜けない。慣れない会計ソフトのどこを直せば何が直るのか分からず、ひたすら不安な日々が続くはずでした。


ところが今回——連絡が、来ない。


後日、まったくの別件でお話しした際に聞いてみたら、ひとこと。


「今回はまったく問題ないですよ。業績は問題多そうですがw」


…決算書類は完璧、業績にはツッコミ。こんなオチになってしまいましたが、書類が一発で通ったのは、まぎれもない事実です。



まとめ:AIの本当の価値は「一緒に悩んでくれる」こと


今回いちばんお伝えしたいのは、「AIで会計が自動化できてラクですよ」という話ではありません。最終チェックは、これまで通り税理士さんという専門家にお願いしています。そこは変わりません。


伝えたいのは、AIの価値は「寄り添ってくれること」にあるという点です。ソフトは、正解か不正解かを最後に突きつけるだけ。AIは途中で「これ、おかしくない?」と一緒に悩んでくれる。この差は、想像以上に大きい。


中小企業のバックオフィス業務には、こうした「ソフトに振り回されて時間が溶ける」場面が、まだまだ眠っています。そこにAIをそっと一枚かませるだけで、3日が2時間になることもある。


また、さらにこの精度をあげて低価格のAI会計ソフトって提供できないかな?とも考えています。なんでもかんでもサブスク時代にAI搭載の零細企業向けの会計ソフトをつくっちゃおうか!という野望も抱いています(自分の会計がらくになればいいなぁと思っているのがほとんどですが)


「うちのこの作業、AIで何とかならないかな?」——そんな小さな違和感こそ、最高のスタート地点です。もしよければ、お気軽にご相談ください。一緒に、御社の"時間が溶けるポイント"を探させてください。





 
 
 

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