全自動なのに、嘘がない。AIブログの“次”をつくりました
- 清彦 山崎
- 13 分前
- 読了時間: 4分

「全自動でブログが書けるアプリ」——そう聞いて、あなたはどう感じましたか?
正直に言うと、私はこの言葉を使うのを少しためらっています。だって、いま世の中にあふれている「全自動ブログ」の多くは、AIに既存の記事を言い換えさせて量産しているだけ。読んでも中身がない。そして何より、Googleはもう、そういう記事をはっきり評価しなくなりました。
それでも私は、ブログを自動で回す仕組みをつくりました。なぜか。
革新は「自動だから」ではないんです。ネットのどこにも存在しない一次情報と、人の承認を、自動の速さで回せること——ここに意味があると考えたからです。
量産AIが負けて、何が生き残るのか
ここ数年、検索の世界で起きていることはシンプルです。AIで言い換えただけの記事は沈み、生き残るのはたった2種類になりました。
ひとつは、どこにもない一次情報。誰かが現場で見て、聞いて、自分の言葉でまとめた知識です。
もうひとつは、誰が責任を持っているかが見える信頼。書きっぱなしではなく、人の判断が通っているコンテンツです。
私がつくったアプリは、まさにこの2つを軸に設計しました。順番に話しますね。
① ナレッジは、ネットからは拾えない
このアプリの中身になる知識は、Web上をどれだけ探しても出てこないものです。
なぜなら、映像制作の現場で培ってきたヒヤリング——つまりインタビューから引き出した一次情報だから。私たちは映像をつくるとき、相手の言葉にならない部分まで掘り起こすことを仕事にしてきました。そのやり方を、ナレッジづくりにそのまま使っています。
AIはネット上の情報をいくらでも集められますが、まだ誰も言葉にしていない知識は集められません。その差が、そのまま記事の差になります。
(このヒヤリングの進め方には、映像屋ならではのコツがいくつかあるのですが……それはまた別の機会に。)
② 全自動なのに、最後は必ず人が承認する
ここが、一番こだわった部分です。
このアプリは、世の中の話題を自動で拾い、領域を絞り、お題に変換し、下書きまで一気に走ります。たとえば子ども・教育の現場なら、「弊社教育企業では、こんなふうに考えています」という文脈に自動で落とし込む。ここまでは、人の手はほとんど要りません。
でも——公開する前に、必ず人が中身を開いて、読んで、直して、承認します。
技術的には、承認をスキップして完全自動で垂れ流すこともできました。でも私は、あえてそれをしませんでした。理由はひとつ。嘘を一文字も世に出したくないからです。
AIは、もっともらしい嘘を平気で書きます。だからこそ、最後に人が責任を持つ。この一手間が、量産スパムには絶対に真似できない「信頼」になると信じています。
③ 鮮度は、世の中の動きから
記事はいつも、いま起きている話題から始まります。だから古びない。
……どうやって話題を拾い、どう絞り込んでいるのか。その仕組みは、すみません、企業秘密にさせてください。ここが効いている自信があるぶん、いまは伏せておきます。
なぜ「これからの2年」なのか
整理すると、このアプリの正体は「全自動ブログ」ではありません。
全自動の速さ × ネットにない一次情報 × 人の承認(=責任)。この3つが噛み合った仕組みです。
そして私は、この形がこれから2年くらいのWebを引っぱっていくと見ています。断言ではありません。あくまで私の見立てです。でも、AIが普及すればするほど「誰でも書けるもの」の価値は下がり、「ここにしかない知識」と「人が責任を持った信頼」の価値は上がる。その流れは、もう始まっていると感じます。
おわりに
「自動化」と聞くと、人が要らなくなる話に聞こえがちです。でも私はずっと逆だと思っています。自動化が進むほど、人にしかできない部分——現場で聞く力と、責任を持って判断する力——の価値が際立つ。
このアプリは、その考えをそのまま形にしたものです。
ところで、このアプリの「裏側」——実際どれくらい手間が減ったのか、ナレッジのヒヤリングを具体的にどう進めているのか——は、ブログでは書ききれない話がたくさんあります。そのあたりは、メルマガのほうでこっそりお話しするつもりです。
あなたの会社にも、ネットには出てこない一次情報、きっと眠っていますよ。
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