【100アプリ達成記念・後編】地域の課題解決から見えたAI開発の"真の価値"〜人とのつながりが生む本物のソリューション〜
- 清彦 山崎
- 7月30日
- 読了時間: 5分

📸 登場人物: 音恩龍馬(ねおん・りょうま)/YMM_AI代表・カリスマ社長 越ヶ谷さくら(こしがや・さくら)/YMM新入社員・AIアシスタント
Claude CODEがもたらした革命的変化
さくらちゃん、きよぷんさんは?

🎩 音恩龍馬社長

🌸越ヶ谷さくら
今日は高校の模擬面接官をされているそうです。3年も続けているんですってね
そうか。きよぷんさんらしいね。地域貢献に熱心だから。そういえば、その模擬面接用のチェックアプリも作ったんだよね

🎩 音恩龍馬社長

はい!でも社長、前編の続きが気になって仕方ないんです。
5月に何があったんですか?
2025年5月22日、Claude CODEがリリースされたんだ。これが本当に革命的でね

「止まらない」AIの威力

どう革命的だったんですか?
まず、今までのClaudeのProプランだと、使用可能時間をオーバーすると途中で回答が中断してたんだ。『続ける』ボタンを押しても、また一から再計算しているみたいで...


ああ、あれイライラしましたよね
それがMAXプラン(月150ドル)のClaude CODEは違った。基本的に止まらないんだ。命令したものを、レベルを落とすことはあっても最後までやり遂げてくれる


すごい!
しかも、MCP(Model Context Protocol)の進化がすごくてね。いちいちプログラムをコピペしなくても、直接デスクトップに書き出してくれるようになった


だから後半のアプリ開発がすごくスムーズだったんですね!
リアルな課題から生まれるアプリたち
そう。そして20個目以降は、開発方針も変えたんだ


どんな風に?
その時々の人との話の中で出てきた話題をアプリ化することにしたんだ。例えば『会議が煩雑になることが多い』という話を聞いたら会議タイマーを作る。きよぷんさんが模擬面接官をやっていて『チェックリストが欲しい』と言ったら面接アプリを作る


なるほど!生きた課題をその場で解決していくんですね
位置情報×地域課題=最強のソリューション
100個の中で特に良いと思ったのは、実は最初の頃に作った位置情報通知アプリを活かしたものなんだ


位置情報ですか?
そう。YMMは『地域とともに』という想いが強いから、Web+位置情報という組み合わせが地域の問題解決に大きく貢献したんだ


具体的にはどんなアプリですか?
七夕祭りが教えてくれたこと
まず七夕祭りアプリ。これは本当に面白い課題だった。
小学校のクラスごとに作った笹飾りが、街の商店会の各店舗に飾られるんだけど、45クラスもあるから親御さんは自分の子どものクラスの笹がどこにあるかわからない


確かに!探し回るのは大変ですね
しかも今年から埼玉県立大学の学生さんが作った全国各地のお祭りオブジェも各店舗とイベントブースに飾られることになった。これらがどこにあるか一目瞭然にして、Googleマップで誘導もできるアプリを作ったんだ


すごい!地域の人たちにとって本当に助かるアプリですね
こども食堂に見る「支援の形」
もう一つ印象的だったのが、こども食堂アプリ


こども食堂?
地元の銀行の支店長さんから話を聞いてね。管理者と支援者が使いやすいサンプルアプリを作ったんだ。特に面白いのは、支援者が『家に取りに来てほしい』というボタンを押すと、位置情報が共有される機能


支援したい人と、支援を必要とする人をつなぐんですね
「不便」が生む「つながり」
そしてもう一つ、個人的に思い入れがあるのがデジタル回覧板アプリなんだ


回覧板?今どきアナログな...
そう思うでしょ?でもこのアプリ、あえて『不便』にしてあるんだ


どういうことですか?
最後まで読んだ確認をしないと次の人に送信できない。しかも回覧板だから、決められた順序でしか流れていかない


えー、LINEの一斉配信の方が楽じゃないですか?
そこなんだよ。一斉配信だと誰も責任を持たない。でも回覧板なら、一人一人が『次の人に渡す』という責任と関わりが生まれる。個人的には、隣の人に一言メッセージを入れられる機能も付けたいと思ってる

100アプリが教えてくれた本当の価値

社長、100個作って一番大切だと思ったことは何ですか?
このアプリができたのは、様々な問題を肌で感じていたからだと思うんだ。『これをこうしたらもっといいのに』『なんでこうなんだろう?』という疑問をAIに投げかけること


なるほど...
そして時として不便でも、人とのつながりをどう持たせるか。この『人とのつながり』を意識して作ることが、最も重要なアプリ開発だと感じたよ

これからのAI開発に必要なもの

これからどんどんアプリを開発する人が増えると思いますが...
そこで重要になるのは、問題への深い理解だと思う。技術じゃない。どれだけその課題を理解し、共感できるか。それがすべてなんだ。
YMMはこれからも、どんどん人と関わって問題解決に向けて動いていきたい。100個のアプリは通過点。本当の価値は、地域の人たちとつながり、一緒に課題を解決していくことなんだから


私も頑張ります!次は200個目指しましょう!
はは、その意気だ!でもまず今日は七夕祭りアプリのフィードバックを整理しようか


はいっ。
YMMでは、地域の課題をAIで解決するお手伝いをしています。「うちの地域でもこんな課題がある」「こんなアプリがあったら便利なのに」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。





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