スマートフォンは手軽に高品質な映像を撮影することができるツールとして、多くの人々に利用されています。
特に映像制作の初心者にとって、スマートフォンは入門として最適な機材です。
しかし、ただ撮影するだけではなく、いくつかの基本的なテクニックやコツを知ることで、よりプロフェッショナルな映像を撮影することができます。
今回の記事は
1. 映像制作の前段階としての計画
毎回のように言っていますうが映像を撮影する前に、しっかりとした企画や構成を決めることが重要です。
どのようなテーマで、どのようなシーンを撮影するのか、事前に計画を立てることで、撮影時に迷わず、効率的に作業を進めることができます。
例えば秋や冬になると4時には光が赤みを帯びてきますね。
日没が早まるということは撮影時間が短くなるということです。
スケジュールが非常に重要になります。
2. 構図の考え方
撮影する時は構図に注意を払いましょう。
構図とは、写真や映像のフレーム内にどのように被写体や背景、その他の要素を配置するかのことを指します。
構図は、視覴者の目をどこに引きつけるか、どのようなメッセージや感情を伝えるかなど、作品の印象を大きく左右します。
ルール・オブ・サーズ(三分割法)、対称性、フレーミング、前景・中景・背景の関係など、多くのテクニックや原則が含まれます。
直感的に作品を作っていくのもいいですが、原理原則がわかっていると決定が素早いです。タイムイズマネー!時間を無駄にしないために構図を覚えておくのは良いことです。
また、構図の効果としては、視覴者に伝えたいメッセージや感情を強調し、作品全体のバランスや調和を保つために使用されます。
スマホで構図をわかりやすくするためにグリッドラインを入れます。
iPhone標準カメラアプリなら設定→カメラでグリッドをオンに
Android標準カメラアプリならカメラアプリを立ち上げて設定でグリッドをオンに
グリッドラインを入れることで全体のバランスを見やすくなります。
このグリッドラインはルール・オブ・サーズとよばれるものに沿った分割の仕方になっています。
3. カメラを知ろう〜画角の考え方〜
画角という言葉を聞いたことがあるかと思います。
構図は画面の配置やバランスを意味する言葉ですが、画角は具体的なカメラのレンズや角度による視野の範囲を意味します。
構図つくるには画角を知る必要があります。
広角・標準・望遠などスマートフォンが3つ目になっていたりしますが、それぞれ画角が異なります。
撮影するシーンや被写体に応じて画角を適切な範囲にしていく必要があります。
フレーム内の被写体の配置やカメラのアングルを工夫することで、視覚的に魅力的な映像を作成することができます。特にハイアングルやローアングルは、それぞれ異なる印象を与えるので、適切に使用することが求められます。
詳しくはまた他の機会に詳細を説明していきます。
4. まとめ
今回は【構図】、そしてその構図を決めるためにカメラ側の視野角【画角】についてお話しました。
「構図」は、フレーム内の要素の配置やバランスに関するもので、作品の印象やメッセージを形成するためのテクニックや原則を指します。
「画角」は、カメラが捉えることができる視野の範囲に関するもので、レンズの特性や撮影の目的に応じて選択されます。
これらの要素を適切に組み合わせることで、高品質で魅力的な写真や映像を撮影することができます。
さて、映像は今や企業にとって必須のスキルです。
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