このブログのポイント
を書かせていただきます。
◆縦画面のデメリット◆
前のブログで縦画面に関して構図が非常に難しい旨書きました。
先輩のディレクターと話をする中で
確かに我々は横画面で制作をし続けているから違和感があるというのはあるけど、チラシやポスターなど縦でレイアウトするものもあるはずで、まったくレイアウトがおかしいということは無いのではないか?
という話がでました。
画角(アスペクト比)として縦画面でも、個人的な見解としては人はバストショットぐらいがちょうど美しく見えるバランスではないか?と考えていることもあり、その考えを最初素直に受け入れることができなかったのですが、よく考えたら確かに
その比率にあったデザインをすべきだし、画面もそちらに寄せていくようにすればいいだけで、世の中にあまりある縦動画のほとんどに共感できないのは、比率から外れている動画が多いからということにも気が付きました。
縦動画のデメリットとしては
横幅が無い分、横にふる(パンする)と目が追いきれなくて気持ちが悪い映像になってしまうし、横幅がある対象物に対して全体を捉えようと思うと上下に無駄なスペースができてしまうため、トリミングの仕方はアバンギャルドな形にならざるを得ません。
ただ、先進的なトリミングの芸術的な絵だったとしてもその特性をどのように活かすか?
がもっとも重要なことなので、実際の動画としてのカメラワークは以下のようなものが良いように思います。
◆縦動画を素敵に見せるための手法◆
動画は写真とは違い動きます。
動くことで得られる効果がたくさんあり、情報量は何倍にもなります。
ただ、訴求効果として何倍になるか?というと下手なビデオ撮影や編集するなら写真のほうが良い場合もあります。
ただ、YoutubeショートやInstagramなどで公開したいと思うとどうしても動画でなければならず、それも縦動画にせざるを得ません。
では、綺麗に見せる手法とはなにか?
それはズバリ、
★前後に動きがある動画★
です。
対象物に対して近づく ドリーイン
対象物に対して遠ざかる ドリーアウト
はもちろんですが、
撮影対象に手を伸ばす、撮影対象からボールを投げてもらう
ような前後の奥行きを感じさせるものは縦画面のほうが見やすいのです。
是非皆さん参考にしてみてください。
最後に
◆縦画面での黄金比について◆
についてお話させていただきます。
前回黄金比に関して縦画面だとやりにくいというお話をさせていただきました。
黄金比は1:1.618という画面比率(アスペクト比)になるわけです。
スマホの縦の9:16は比率として細めになります。
安定感を重視するなら黄金比、対象をシャープに見せるなら9:16のようになる感じですね。
いずれにしても黄金比よりも少し細い画角を考えて撮影する必要があります。
黄金比に合わせる場合は上下のスペースをなにかで潰してしまうパターンもあります。
落ち着いた映像を9:16で行おうとしたらこういった方法も良いかもしれません。
発想の転換として
黄金比+メッセージスペース
と考えるとちょっと素敵な感じがしてきますねw
この記事を書きました山崎は映像講師もやっております。
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