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埼玉りそな銀行せんげん台支店×学習支援ねむの木×YMM:子どもたちの創造性を育む新しい挑戦

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2025年10月6日、株式会社山崎メディアミックス(YMM)は、株式会社埼玉りそな銀行せんげん台支店のご支援のもと、学習支援「ねむの木」におけるWebアプリ制作・コンサルタントサポート契約を締結しました。このプロジェクトは、埼玉りそな銀行せんげん台支店にあるりそなYOUTH BASEを拠点に展開されます。そして先日、第一回目の会議を開催。そこで見えてきたのは、システム開発以上に大切な、もう一つのミッションでした。


それは、子どもたちの心に寄り添い、創造性を育む支援です。


会議で見えてきた「本当に必要な支援」

当初、私たちは学習支援団体の業務効率化を目的としたアプリケーション開発を想定していました。しかし会議の中で、ねむの木さんから伺ったのは、もっと本質的な願いでした。

「今、私たちが預かっている子どもたちを、直接支援してほしい」

学習支援「ねむの木」が日々向き合っているのは、様々な事情を抱える子どもたちです。コミュニケーションをなかなか取れない子。何に対してもやる気が起きない子。心に見えない傷を負っている子。一人ひとりが異なる背景を持ち、それぞれのペースで成長しようとしています。

システムで業務を効率化することも大切です。でも、今この瞬間に必要なのは、子どもたちが安心して自分を表現できる場所と機会――そう、ねむの木さんは考えていました。

この想いを聞いて、私たちはすぐに方向転換を決めました。なぜなら、YMMには子どもたちと向き合ってきた豊富な経験があるからです。


YMMが培ってきた「子どもと創造する」経験

私たちYMMは、これまで様々な場所で子どもたちと関わってきました。

川口SKIPCITYでのアニメーションアプリ講師として、初めてデジタルツールに触れる子どもたちの目の輝きを見てきました。最初は「できない」と言っていた子が、自分の描いたキャラクターが動き出す瞬間、顔がパッと明るくなる――その変化を何度も目撃しています。

子ども映画クラブのサポーターでは、物語を作り、撮影し、編集するプロセスの中で、子どもたちが自然にコミュニケーションを取り始める様子を見てきました。映像制作は、言葉が苦手な子でも、カメラを通して自分を表現できる素晴らしい手段です。

JC越谷での中学生向け動画講師の経験では、思春期の複雑な感情を抱える子どもたちが、動画制作を通じて自己肯定感を高めていく姿を間近で見てきました。

そして、最も革新的だったのがVibeCordingを使った子どもとのゲーム開発です。AIの力を借りながら、子どもたち自身がアイデアを出し、それを形にしていく。「自分にもできる」「自分のアイデアが現実になる」という体験は、子どもたちの自信を大きく育てました。

これらの経験すべてが、今回のプロジェクトに活きてきます。


AIと創造性――心理的安全性を育む新しいアプローチ

子どもたちの支援で最も大切なのは、心理的安全性の確保です。

心理的安全性とは、「ここでは失敗しても大丈夫」「自分の意見を言っても受け入れられる」と感じられる環境のこと。この安全な場所があって初めて、子どもたちは自分を表現し始めます。

AIを活用した創造活動は、この心理的安全性を作り出すのに非常に効果的です。なぜなら:

  • 「間違い」がない世界:AIとの協働制作では、すべてのアイデアが試せる

  • 自分のペースで進められる:誰かと競争する必要がない

  • すぐに形になる喜び:VibeCordingなら、アイデアを短時間で視覚化できる

  • 達成感の積み重ね:小さな成功体験が自己肯定感を育む

例えば、コミュニケーションが苦手な子には、まずAIとの対話から始めることができます。自分のペースで、プレッシャーなく、創造の楽しさを体験する。やる気が起きない子には、「作りたい」と思えるきっかけを一緒に探します。ゲーム、アニメ、音楽、動画――興味の入口は無限にあります。

そして何より大切なのは、子どもたち自身が主役だということ。私たちは教えるのではなく、伴走します。子どもたちのアイデアを尊重し、実現を手助けする。その過程で、自然と創造性が花開いていくのです。


りそなYOUTH BASEという新しい拠点

このプロジェクトの舞台となるのが、埼玉りそな銀行せんげん台支店にあるりそなYOUTH BASEです。

埼玉りそな銀行が支援し「ねむの木」が運営するこの拠点は、若者や子どもたちの成長を支援する場として機能しています。単なる銀行の施設ではなく、地域の未来を担う若い世代が集い、学び、挑戦できる空間です。

今回、埼玉りそな銀行がこのプロジェクトを支援してくださったのは、金融機関として地域に根ざし、次世代育成に本気で取り組む姿勢の表れです。YOUTH BASEという実際の場所があることで、子どもたちは安心して活動でき、私たちも継続的な支援を提供できます。


3者が手を取り合う理由

このプロジェクトは、3つの組織が共同で取り組むからこそ実現します。

学習支援「ねむの木」は、子どもたち一人ひとりの背景を理解し、日々寄り添い続けています。どんな支援が必要か、どんなアプローチが効果的か――現場の深い洞察があります。

株式会社埼玉りそな銀行は、りそなYOUTH BASEという場所の提供とともに、このプロジェクトを財政面で支えてくださるスポンサーです。地域金融機関として、地域の未来を担う子どもたちへの投資を、私たちと共に決断してくださいました。越谷という地域に根ざした拠点があることが、このプロジェクトに大きな力を与えてくれています。

そしてYMMは、テクノロジーと教育の経験を活かし、子どもたちの創造性を引き出す具体的なプログラムを提供します。AI、映像、アニメーション――様々なツールを使いこなし、一人ひとりに合った表現方法を見つけていきます。

それぞれの強みを持ち寄り、共に子どもたちの未来を創る――この喜びを、3者で分かち合えることが、何よりの励みです。


今後のブログで、子どもたちの変化をお伝えします

このプロジェクトは、まだ始まったばかりです。

これから私たちは、ねむの木さんと共に、りそなYOUTH BASEで子どもたち一人ひとりと向き合っていきます。どんな活動をするのか、子どもたちがどう変化していくのか、どんな創造が生まれるのか――そのリアルなストーリーを、このブログで継続的にお伝えしていきます。

もちろん、子どもたちのプライバシーには最大限配慮します。個人を特定できる情報は出しませんが、活動の様子や成果、そして私たちが学んだことは、できる限り共有していきたいと思います。


次回以降のブログでは、こんなテーマを予定しています:

  • 学習支援「ねむの木」の活動と子どもたちへの想い

  • りそなYOUTH BASEってどんな場所?

  • 第一回ワークショップレポート:子どもたちは何を作った?

  • VibeCordingで広がる創造の可能性

  • 心理的安全性と創造性――専門家の視点から

  • プロジェクト3ヶ月後の変化と気づき


あなたの周りにも、支援を必要としている子どもたちはいませんか?

学校、地域、家庭――様々な場所で、様々な事情を抱えた子どもたちがいます。このプロジェクトの記録が、子どもたちと向き合う誰かにとって、何かのヒントになれば嬉しいです。

子どもたちの創造性を育む挑戦が、りそなYOUTH BASEから始まります。


AIやコミュニケーション支援に関するご相談無料で行っています

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