「儲かっていないから、いい」── 種まきの季節に届いた、ひとつの講義依頼
- 清彦 山崎
- 3 日前
- 読了時間: 3分

先日、日本大学商学部・長谷川英伸先生の研究室を訪問してきました。
長谷川先生は、以前から埼玉中小企業家同友会の景況調査レポートを書いてくださっている方です。その視点や姿勢に前々から強く共感していて、思い切ってお願いし、研究室にお邪魔させていただきました。
会ってみると、思った以上に意気投合。AIを使ったさまざまな提案、産学連携のアイデア、そして中小企業がいま置かれている状況とこれからの話まで、話題は尽きませんでした。研究室での議論だけでは収まりきらず、近くの中華屋さんに場所を移しての懇親会(サシ飲みです・笑)まで。気づけば、かなり濃い一日になっていました。
「儲かっていないですよ?」「だからいいんです」
その流れのなかで、こんなお話をいただきました。
「山﨑さんに講義をしてほしいのだけど」
正直に「え? だってうち、儲かってないですよ?」と返したところ、先生は少し恐縮しながら、こうおっしゃいました。
「だからいいんです」
失礼な言い回しですみません、と気を遣ってくださったのですが──これが、まさに核心を突いた言葉でした。
弊社YMMは、ありがたいことに前向きな発信を続けているおかげで、しばしば「儲かっている会社」と思われがちです。けれど実情は、なかなか厳しい。そんな会社の話で本当にいいのだろうか、と一瞬ためらいました。
ところが、先生はこう続けます。前年度は「うまくいっているベンチャー」を講師に招いたところ、学生から「もっと現実に即した会社の話が聞きたい」「うまくいきすぎていて現実味がない」という声が上がったのだそうです。
これは同友会でも痛感することですが、実は失敗している企業、失敗譚のほうが、みんなの共感を呼び、備えになり、現実を受け止める力になる。ネガティブにも聞こえる正直な報告ほど、かえって喜ばれる。そういうものなのだと思います。
苦しみながら、地域と中小企業のために
弊社はITやAIを使ったシステム開発を手がけています。今週まさに賑わいを見せる「せんげん台七夕祭り」専用アプリの開発も進めさせていただいています。
地域や中小企業を助けたい。その一心で、苦しみながら事業を展開し、正直なところまったく儲かっていないYMM。その実情が、学生のみなさんにどう響くのか。理想を現実にするために、いま何をしなければならないのか。10月の講義では、こうしたことを正面から話してみたいと考えています。
種まきの季節──芽は、確かに育っている
とはいえ、いまのYMMは「種まきのシーズン」。蒔いた種が、芽となって育っていく手応えを日々感じています。これからは、さまざまなサービスで事業を広げていきたい。
ありがたいことに、手伝ってくださる方も現れました。営業を担当していただきながら、いろいろな企業や地域を助けるために一緒に動いてくれそうです。
そして講師業も、思いがけず広がりを見せています。10月の大学講義に加えて、越谷のカルチャーセンターでも講師を務めることになりそうです。映像やAIの講師、学生に中小零細企業の現実を伝える講師、カルチャーセンターでの講師──講師という仕事が、新しい展開を次々と生み出しそうな一週間でした。
AIや映像のご相談も、どうぞどんどんお寄せください。実はいま、就職活動用のショート動画制作のお仕事も一件進行中です。こちらについても、追ってお伝えしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
関潤也社長を偲んで
最後になりますが、こしがやTele美の関潤也社長が先週お亡くなりになりました。
このブログのメルマガにも、よくお返事をくださいました。関さん、本当にお世話になりました。心より、謹んでお悔やみを申し上げます。




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