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月額5,000円で「地域の作家さんのお店」をつくる挑戦――Stripe審査で気づいた大切なこと


「マルシェで売っているものを、もっとたくさんの人に届けたい。」

そんなシンプルな願いを持つ作家さんやアーティストの方は、越谷でも本当にたくさんいます。でも、「ネット販売って難しそう」「サイトを作るお金も時間もない」という壁が、その一歩を阻んでいることも多い。

そこで株式会社山崎メディアミックスが現在プレオープンしているのが、デジタルマルシェプラットフォーム「Marche(マルシェ)」です。今日は、その開発の現場で実際に起きた出来事をそのままお伝えします。

Marcheって、どんな場所?

Marcheは、マルシェや地域イベントで活躍する方々のためのオンライン上の「常設店舗」です。

作家さん同士がつながるコミュニティ機能、オンライン販売、セミナー予約、AIを活用したブログ記事生成、競合分析……と機能だけ並べると「えっ、そんなに?」と思われるかもしれません。それが月額5,000円。いや、正直に言います。5,000円でもお釣りが出るほどの機能を詰め込んでいます。

でも、Marcheが大切にしているのは機能の多さではありません。

最大40名という規模感。そして招待制という仕組みです。

紹介者(既存メンバー)とチューター(メンター)という2人のサポートがついて初めて加入できる。だから知らない人ばかりの大きなプラットフォームとは違い、「顔の見える安心感」がある。地域の人だけで、地域の人のために作った場所です。

壁は、意外なところにあった

プレオープンに向けて準備を進める中で、最初の大きな壁にぶつかりました。

オンライン決済サービス「Stripe」の審査です。

StripeはAPIとの連携がしやすく、システム開発の現場では非常に扱いやすい決済サービスです。Marcheでも当然のようにStripeを採用する予定でした。

ところが、審査の過程でひとつのことが明らかになりました。

Stripeの審査では「どんなサイトで、何を販売しているか」が問われるのです。

マルシェで活躍されている方の多くは、実はWebサイトを持っていません。これは当然のことで、リアルな場で直接手渡しする文化が、マルシェの温かさのひとつでもあります。

ではFacebookページで代替できないか?調べてみると、FacebookページでもOKというケースもある。しかしそのページに実際の販売情報が掲載されていないと、審査は通らないということがわかりました。

つまり「どこかで売っていますよ」という実態が、きちんと見える形になっていることが必要なのです。

だから「先にサイトを作る」という順番に変えた

この気づきを受けて、Marcheでは方針を決めました。

Marcheのプラットフォーム上で出店者ページを先に構築し、そこから審査に進む。

この順番であれば、Webサイトを持っていない方でも「販売の実態があるサイト」として審査に臨めます。

もしこのスキームがスムーズに機能すれば、何が変わるか。

地域の作家さん、ミュージシャン、画家さん、シェフ……マルシェや地域イベントで活躍するさまざまな方が、オンライン販売の入口に立てるようになります。「月に一度のマルシェだけ」だったお店が、日常の暮らしの中に存在できるようになる。

これは、大手プラットフォームには出来ない発想です。地域に根ざしているからこそ、ひとりひとりの状況を知り、一緒に解決策を考えられる。

審査の結果は、またここで

正直に言えば、まだ審査の結果は出ていません。

でも、この「Webサイトがない → 先に作る → 審査へ」というプロセス自体が、地域で活動する方々にとって価値ある知見になると思い、結果を待たずにこの記録を残すことにしました。

審査が通ったら、またこのブログでご報告します。

うまくいっても、うまくいかなくても、その経験がMarcheをより良くするための材料になります。地域の「売りたい」と「買いたい」をつなぐ場所を、一緒に育てていけたら嬉しいです。

▼ Marcheプレオープンサイトはこちら


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