令和6年4月11日、埼玉県への認可がおり、映像制作協同組合彩(いろどり)が正式にスタート致しました。
この団体は、映像や制作関連の技術のある弊社のような零細企業や個人事業主のための行政などの団体への窓口という役割と、映像クリエイターの地位向上など社会的意義を認知してもらうために活動してまいります。
実はRESASのデータを見ると2016年から2021年の
映像・音声・文字情報制作業(我々映像制作を生業としている業界の中分類)
での付加価値率の変動を見ると
11%の低下
となります。
具体的には
2016年には215,023(百万円)円であったのに対し、2021年には189,951(百万円)円となっております。
また、業者数が2016年には4,160社であったのに対して、4,132社と減っているのに事業従事者数は2016年は28,900人であるのに対し、30,888人と増えています。
これは、コロナに寄って制作会社が淘汰され、残った会社がたくさんの従業員を抱えるようになった…のではありません。
コロナ禍に
【映像クリエイターになろう!商材はこちらから】というようなYoutube広告で人を集めるビジネスが横行し、現場経験の少ないクリエイターが粗製乱造されてしまった結果です。
このようなクリエイターの粗製乱造は2000年代のWebデザイナーの際の現象と同じでクリエイターバブルのような事が原因です。
このような時期には業界の品位を落とし、生活苦になってでも仕事をしてしまうクリエイターがたくさん生まれます。
ちなみに2010年代に入ってからは質の悪いWebデザイナーは少なくなり、価格も安定しております。
このような状況の中で、起業する人の殆どが【制作現場を知らない人たち】となります。
他の仕事をしていたが、クリエイターになってみたくて起業してみたという方々です。
そんな新人クリエイターは、業界のルールや業務にかかる工程、見積もりの仕方などの業務に関して知る機会がすくないのが特徴です。
安くクリエイターを頼みたいと思う企業にとってはラッキーな時期と言えますが、このような時期は長くは続きませんし、結果としてノウハウがたまらず、良い作品に出会う確率は下がってしまいます。
このような状況下で私達は【映像や制作を行う人の質の向上】と【社会的認知度を上昇】させ、お互いにとって利益になるように歩んでいこうとしております。
詳しくはFacebookページを御覧ください。
Comments