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スマートフォンでの動画撮影!編集に最適な1カットの時間は? 映像制作100のルール#11



映像をスマートフォンで身近に撮影・編集できるようになったのに、どうも編集すると


「おや?」


となることってありませんか?

何が足りないんでしょうか?

今回はスマートフォンで撮影するときにスムーズに編集できるような撮影の仕方をご紹介していきます。

 

目次

 


■ 1.「のりしろ」の重要性 ■


のりしろって知ってますか?

わくわくさんが作って遊ぼでのりを貼るときに作っていた「のりを着けるための余白」のことですね。


こののりしろですが、映像にも必要です。

映像の場合は


前後の2秒以上空白時間をつくること


のことを言います。

例えばお花畑を左から右にパンしようと思った場合、

  1. カメラスタート(2秒)

  2. パン開始

  3. パン停止

  4. カメラストップ(2秒)

のようなことをいいます。


何故こののりしろが必要なのか?というと

  • 動き出しから使う

  • 動く直前から使う

  • 止まる直前に終わる

  • 止まってから終わる

という4パターンを前後のカットの雰囲気に合わせて使い分けることができるからです。

ここにトランジションを加えると表現に幅ができますね。

これは映画の撮影の時も同じなんです。


カメラ「カメラ回りました」

監督「レディー、アクション」

《カチンッ》←カチンコ


のようなのをドラマなどで見たことありませんか?

監督がアクション(スタート)という声は実はカメラには収録されております。

また、演技は一拍置いてから始めるのが基本です。


終了時も同じです。

カット!という声がかかってからゆっくりカメラを止めます。

(スタートからカットまでを「1カット」と数えます)


前後ののりしろ後カメラを動かすのはカメラがきちっと止まってからということが重要です。レックボタンを押すと必ずブレますのでブレを止める時間の事と考えていただけたらと思います。



■ 2.ワンカットの長さ ■


ワンカットの長さですが、最低10秒は撮影してください。

くれぐれも冗長にならないように!


現在の映像にはスピードが求められます。

スピードとはなんでしょうか?


映画「ワンカットオブザデッド」をご存知でしょうか?


というと大抵の人は「はて?」となるでしょう。

別名は


カメラを止めるな!


です。

テレビ局の無茶振りでゾンビものを1カット、つまり一度も編集せずに生放送をしてしまおうという企画を行い、それに振り回される監督とその家族の物語です。

ワンカットオブザデッドとは、英語のタイトルですが、実は映画の中でのこの映像のタイトルがワンカットオブザデッドになってます。


ワンカットの長さ


の話をしましたが、長くなればなるほど制御は難しくなります。

一番映像で大切な【間】がほとんど生放送のようなテンションで行われますので、技量が必要になります。

ワンカットオブザデッドを見ていただけたらわかるのですが、ものすごいタイムスケジュールでカメラが動いていきますので見ていた飽きません。


ワンカットが30分あっても全然構いませんが、素人が安易に真似できない技術である


ということは念頭に置いてみてください。

ワンカットの長さは

  • テンション(緊張感)

  • 動き

  • 音声(BGM)

などで許される時間が変わるというふうに覚えておいてください。


まったく関心のないジャンルの動画を1分見させられるのはとっても苦痛です。

でもCMだったら見れませんか?


エコキュートお風呂でOFFろう60秒


見れちゃうのはカットが短いのと、音楽に乗っているのと、動きがあるためです。

こんな感じの編集は大変になりますが、おすすめはちゃんとカット割りして「コンテ」を作って撮影することです。

絵コンテである必要はありません。

例えば喫茶店のプロモーションなら

  1. 建物の俯瞰

  2. ドアのアップ、ガチャっと開く

  3. 女の子がにっこり「いらっしゃいませ〜」

程度でOKです。

こんな感じで撮影する項目を書いておけば段取りが早くなります。

そしてこのコンテは2人以上で撮影を行う場合は必ず共有してくださいね。



■ まとめ ■


スマートフォンでの映像撮影は誰でもできるようになりました。しかし、編集となるとちょっと二の足を踏んでしまいますよね。

習うより慣れろで、Youtubeで好きな映像を真似して映像をつくるというのが編集技術を磨くのには重要な要素になります。

Youtuberになりたい人はYoutubeから、ドラマが作りたい人はドラマから。

その手法を真似して見てください。


クオリティの高いものを一人で作るのは大変です。

その時は複数人で一緒につくることが重要。

その時はコンテなどを作って全ての人が何をやるかわかっている状況で制作をすすめてみてください。



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