ClaudeCodeのYESボタンを押すだけの簡単なお仕事◀ …を卒業した話
- 清彦 山崎
- 4月15日
- 読了時間: 4分

毎日、ターミナルを開いてEnterを押す。確認が出たらYESを押す。また戻る。また押す。
そんな「ポチポチ仕事」に、どれだけの時間を使っていたか。
気づいたのが遅すぎたと、正直思っています。でも気づけたから、次のステージに進めました。
今日は、AI開発の現場で起きたリアルな気づきと、そこから生まれた改善策をお話しします。
そもそもClaudeCodeって何をしてるの?
私の会社、株式会社山崎メディアミックスでは現在、複数のWebアプリを同時並行で開発しています。
Marche(marche-shop.jp):地域クリエイターやマルシェ出店者のためのネットショップ・予約管理プラットフォーム
山LINE(仮称):自治体・地域団体向けの回覧板アプリ
SaleMate:中小企業向けの営業支援ツール
ExpertSYS:AIチャットボットシステム(すでにリリース済み)
これらをVibeCording(Claude Codeを使った高速開発手法)で開発しているのですが、フロントエンドのHTML/JavaScriptだけでなく、PythonやPHPを使ったバックエンド開発もがっつり行っています。APIの設計、データベース連携、外部サービスとのつなぎ込みなど、規模としてはそれなりに本格的な開発です。
その作業フローがこんな感じでした。
ターミナルでClaude Codeを実行
結果を確認
「このファイルを書き出しますか?」→ YES
デプロイ
…この「3」が、くせものでした。
「YESボタンを押すだけの簡単なお仕事」をやっていた
Claude Codeは、ファイルを書き出す前に確認を求めてきます。これは安全装置として正しい仕様です。
でも、基本的にはほぼ全部YESなんです。
なので私は毎日、他の仕事をしながら横目でターミナルを見て、確認が出たらポチっ。また戻って仕事して、確認が出たらポチっ。
まるで「ボタンを押すだけの簡単なお仕事」広告のような毎日でした(笑)。
でも、これは笑えない問題と隣り合わせでした。
知人のトラブルと、ニュースが教えてくれた怖さ
これは私自身の話ではないのですが——
知人のAI開発者から「Claude Codeを動かしていたら、プロジェクト外のファイルまで巻き込まれてデータが消えた」という話を聞きました。実はこれ、ネットニュースにもなっているほど、一定数の人が経験しているトラブルです。
「自分は大丈夫」と思っていましたが、聞いた瞬間に背筋が凍りました。
私の開発環境も、ちゃんと範囲を絞れていたか? Gitで状態を保存していたか?
答えは「できていなかった」でした。
解決策:「一命令・一Git管理」システム
そこで作ったのが、一回の命令ごとにGitで状態を保存し、該当フォルダのみに操作を限定するシステムです。
仕組みは単純ですが、効果は大きい。
何か問題が起きても、直前の状態に戻せる
関係ないファイルには一切触れない
YESボタンを不安なく押せる環境になった
まだ改良の余地はたくさんあります。でも、このシステムがあることで、本来の仕事=「何を作るか」「どう設計するか」に集中できるようになりました。
近いうちに、YMMのシステム開発効率は2倍以上になると確信しています。
「プロンプトを工夫しよう」だけでは足りない理由
ここで少し、AI活用について本質的な話をさせてください。
多くの人が「AIをうまく使うにはプロンプトが大事」という話で止まっています。もちろん間違いではありません。
でも、AIは自律できるんです。
つまり、目的と環境さえ与えれば、自分で判断して動ける。
だとすれば、私たちがすべきことは「よいプロンプトを書く」ことより、**「AIが自律的に動ける仕組みを設計すること」**ではないでしょうか。
自動化の仕組みを作り、明確な目的を持ったプログラムを組む。これが、AI活用の本当の意味での効率化だと私は考えています。
では、人間にしかできないことは何か
AIがすべてをやってしまう時代が来る。
そう聞いて怖くなる方もいるかもしれません。
でも、こう考えてみてください。
人間にしかできないことを、人間がやれるようになる時代が来る。
AIに任せられることはAIへ。そして私たちは——
人の話をちゃんと聞くこと
自分にしかできない価値を提供すること(そして事業が継続できる金額をいただくこと)
相手に安心感を与えること
これが、これからの経営者・個人事業主に求められる「人間力」だと思っています。
補助金情報:2026年3月30日から動き出しています
嬉しいお知らせがあります。
2026年3月30日より、AIおよびIT関連の補助金制度が新たにスタートしました。
YMMでは、ExpertSYSをはじめとするシステム開発において、この補助金活用のサポートも行っています。
「人手がどうしても足りない」「10年後に会社が残っているか不安…」と一人で悩んでいる社長さん、ぜひ一度ご相談ください。
一緒に、次の一手を考えます。
まとめ:気づきから生まれた「仕組み」が、本当の効率化につながる
今日お伝えしたことをまとめます。
Claude Codeの開発で「YESボタン係」になっていた
知人のトラブルとネットニュースで、管理の甘さに気づいた
「一命令・一Git管理」の仕組みを作って解決
プロンプト改善より、自動化の仕組み設計が効率化の本質
AI時代こそ、人間にしかできない「人間力」が差別化になる
気づいたからこそ、次のステップが見えてきます。
あなたの会社のAI活用も、ぜひ一緒に考えさせてください。
【YMM相談窓口】




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