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模擬面接官4年目の私が「AI面接評価アプリ」を作っている理由


こんにちは。株式会社山崎メディアミックスの山崎です。

私は埼玉県三郷市の高校で、就職を希望する生徒たちの模擬面接官を4年間務めています。毎年、緊張で声が震える生徒、早口になってしまう生徒、「えーと」「あのー」を連発してしまう生徒……たくさんの高校生と向き合ってきました。

そのなかでずっと感じていた課題があります。


面接練習は「やりっぱなし」になりがちだということです。


早口、フィラー語(えー、あのー)、長すぎる間。こうした話し方の癖は、本人にも、実は先生にも正確には見えていません。採点も先生の主観に頼らざるを得ず、記録も残らない。せっかくの練習が、次につながりにくいのです。

そこで今、YMMで開発しているのが**面接評価AIアプリ(student-interview-ai)**です。まだ未完成ですが、今日はその中身をご紹介します。


入室後に録音ボタンを押して項目を選択するだけ!

このアプリのコンセプトはシンプルです。

面接を丸ごと1本録音するだけで、文字起こしから話し方の数値化、AIによる振り返り資料の生成までを自動で行う。

流れはこうです。

  1. ブラウザで面接をまるごと録音(質問の切り替わりにマーカーを打つだけ)

  2. Whisper(音声認識AI)が全文を自動で文字起こし

  3. 話し方を自動で「数値化」

  4. 先生が観点別に4段階で採点

  5. AIが客観データを根拠に総評をまとめ、PDFで本人に渡す


「話し方の癖」が数字で見える

このアプリの肝は、感覚でしか語れなかった話し方を数値にすることです。

話速…… 日本語の音の数(モーラ)を1分あたりで算出します。理想域は300〜480モーラ/分。「速すぎ」「適正」「遅すぎ」が一目でわかります。

間(ポーズ)…… 1.5秒以上の沈黙を「長い間」として検出し、どの質問の、どの発言の後に詰まったのかを位置・秒数つきで記録します。

フィラー語…… 「えー」「ええと」「あのー」「なんか」などを自動検出し、合計回数・語別の内訳・1分あたりの密度まで集計します。

技術的なこだわりも少しだけ。音声認識AIは賢いので、放っておくと「えーと」を勝手に消して綺麗な文章にしてしまいます。それでは練習になりません。このアプリでは言いよどみをそのまま記録するよう文字起こしをチューニングしています。さらに、先生が読み上げる質問文を自動で判別して生徒の数値から除外するなど、実際の練習現場を踏まえた作り込みをしています。


客観データ × 先生の採点 × AIの言語化

数字だけでは指導になりません。このアプリは三層構造です。

  • 客観データ:話速・間・フィラー語の自動測定

  • 先生の採点:入室・身だしなみ・質問応答・態度・退室を4段階で評価(評価項目は管理画面から学校ごとに自由に編集できます)

  • AIの言語化:文字起こしと測定値をもとに、良かった点・改善点・次回へのアドバイスをまとめた総評を生成

AIには厳しいルールを課しています。文字起こしに無いことを推測で書かない。

必ず良いところも指摘する(褒めて伸ばす)。高校生にわかりやすい平易な日本語で書く。教育の現場で使うものだからこその設計です。

そしてもうひとつ大事なこと。生徒の発話は機微な情報です。だからこのアプリは完全ローカル動作。音声も文字起こしも評価データも、すべて手元のPCの中だけで完結し、外部には一切送信されません。


なぜ私がこれを作るのか

ここからが本題かもしれません。

全国の高校の進路指導では、どうしても「名前を知っている大手企業」が生徒に紹介されがちです。お母さんたちの中には「中小企業への就職はなんだか怖い」と感じている方も少なくありません。

一方で中小企業の側は、経営理念や「いかにお子さんを大切に育てようとしているか」を求人票に懸命に書き込み、なんとか自社を知ってほしいと願っています。私は埼玉中小企業家同友会の政策委員会のメンバーとして、政策提言チームの一員としても活動するなかで、この**「知られていない」という一点のすれ違い**を痛感してきました。

だから将来的には、高校生はもちろん、障がいのある方、引きこもりの方、中卒の方、そして大手に入ったものの早期退職して孤立してしまう「第二新卒」と呼ばれる方々に向けて——**先生・親・子・企業の4者が出会える「フェス」**を、中小企業家同友会を中心に埼玉県を巻き込んで開催できるよう動いていきたいと考えています。

このアプリは、その入口です。4年間の模擬面接官としてのナレッジをアプリに注入し、全国の高校で就職を希望する生徒たちに使ってもらえるものに仕上げていきます。

中小企業に労働力を。そして、中小企業を知ってもらうために。

YMMはこれからも邁進していきます。アプリの続報はこのブログでお伝えしますので、ぜひ楽しみにしていてください。



 
 
 

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