こんにちは、株式会社山崎メディアミックス代表の山崎です。
今回は誰でも簡単に教育動画を作る方法をお伝えします。
その前に、どうして教育動画を作らなきゃならないのか?についてちょっと変わった視点からお話しをしてみます。
実は私、山崎は福祉分野との関わりが深いんです。医療福祉チャンネルというCSチャンネルのディレクターだった私は今でも様々な医療福祉分野の先生と仲良くさせていただいています。
そんな私がお仕事で保育士の研修を撮影させていただいているのですが、子どもたちへ教えることは社員教育との共通点が非常に多いのです。
厚生労働省の保育所保育指針の第1章の(3)にはこう書かれています。
保育の方法
保育の目標を達成するために、保育士等は、次の事項に留意して保育しなければならない。
ア 一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の実態を把握するとともに、子どもが安心感と信頼感をもって活動できるよう、子どもの主体としての思いや願いを受け止めること。
イ 子どもの生活のリズムを大切にし、健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境や、自己を十分に発揮できる環境を整えること。
ウ 子どもの発達について理解し、一人一人の発達過程に応じて保育すること。その際、子どもの個人差に十分配慮すること。
エ 子ども相互の関係づくりや互いに尊重する心を大切にし、集団における活動を効果あるものにするよう援助すること。
オ 子どもが自発的・意欲的に関われるような環境を構成し、子どもの主体的な活動や子ども相互の関わりを大切にすること。特に、乳幼児期にふさわしい体験が得られるように、生活や遊びを通して総合的に保育すること。
カ 一人一人の保護者の状況やその意向を理解、受容し、それぞれの親子関係や家庭生活等に配慮しながら、様々な機会をとらえ、適切に援助すること。
この文書の子どもの代わりに社員と入れて、保育士の部分を管理職としてみると、こちら令和の世の中の社員教育に言い換える事ができると思います。
「何を言ってるんだ、お金を払って労働力を買っている、代えはいくらでもいる」
という昭和気質の経営者がやっている会社に昔、私、勤めておりましたが、離職率が高く、愛社精神は低く、私はいつ辞めようか…とずーっと考えていました。
今はそんな考え方では令和の世の組織は成り立ちません…
働いてくれる人が非常に少ない世の中で、代わりはだんだん少なくなっているなかでは社員と共に会社を育てる【社員共育】の発想が重要視されています。
社員とともに成長していくためにも映像を利用しての【教育】の重要性は増してきます。
ということで、映像を使っての教育動画作成ですが、実はちょっとしたコツが分かれば簡単です。動画をつくる流れはざっとこんな感じです。
企画を練る
誰がどのようになる(する)ための動画でしょうか?
教える人はどんな人ですか?リーダーですか?
面白い仕掛けはありますか?
撮影する
明かりは十分にありますか?
三脚は用意してますか?
音はちゃんと録れる環境ですか?
アプリはどのようなアプリを使いますか?
編集する
編集アプリはなんですか?
退屈させない工夫を考えてますか?
これらに気をつけて企画・撮影・編集してみてください。
そしてどんどん閲覧してもらえるような環境を整えてください、
実は第1子より第2子の方が運動ができる子が多いというデータがあります。
何故だと思いますか?
第2子はよくお兄さんお姉さんを見ている
からだそうです。
是非つくった映像を何度も目に触れさせてください。
教育効果が顕著に現れてきます。
但し、制作する手順はきちんと企画から行ってください。
制作する際に間違ったディレクションをする人が、とにかくなんでも撮影して後から編集させようとしますが、これはおすすめしません。
この手法は途方もない時間がかかります。
段取りを整えてからつくりましょう。
動画づくりはレストラン経営に例えることが出来ます。
レストランでは
①どんなお客さんにリーチするかをリサーチして料理のレシピを考えます
②新鮮な素材を買いに行きます
③レシピに沿って料理を作って提供します
動画作りでは
①どんなお客さんにリーチするかをリサーチして動画の構成(コンテ)を考えます
②映える映像素材を撮影に行きます
③構成(コンテ)に沿って動画を編集して提供します
これさえイメージできれば【誰でも】と【簡単】に教育映像だけでなく、様々な映像がつくれます。
細かく見ていくと、
①どんな社員さん(お客さん)にわかりやすくするかをリサーチして動画の構成(コンテ)を考えます
社員さんが困っていること、多くミスすることはなんですか?
まず、それを徹底的にまとめてください。
たくさんまとめていくと実は根底が同じということがでてきますので原因を絞ります。
何を撮影するかがわかってきます。
提供する順番を箇条書きにします(これがコンテになります)
②映える映像素材を撮影に行きます
たまに、写真で撮影してあとから加工すれば…と考える人がいますが、それは間違いです。料理するのは新鮮な美味しい魚です。美味しい料理と一緒で素材としてきちんと撮影します。
箇条書きにそってわかりやすい角度で丁寧に撮影します。
③構成(コンテ)に沿って動画を編集して提供します
すでに設計図は出来ていますのであとはつなぐだけです。
編集が一番時間がかかります。
後で編集でなんとかしようという考えで進めるととんでもない時間がかかります。
それぞれに対応した①②③を実行していけば誰でも簡単に映像を社内での研修に応用することができます。
研修動画だけでなく、
・映像マニュアルづくり
・SNSなどへの情報アップ
・社内エンゲージメントづくり
・お客様へのプレゼン動画
などなど
一つ覚えるとどんどん応用することができます。
おすすめしているアプリはInshotです。
とにかく直感的でわかりやすいです。
こちらの動画はiPhoneの標準、Bluetoothマイク、Inshotのみで編集したものです。
Inshotを使うとこのようなインタビュー映像を短時間で制作することが可能です(取材と編集を合わせて3時間で完成した動画です)
この記事を読んでやってみよう!
となっていただけましたら嬉しいです。
頑張ってみてください。
ただ、どうしても細かい部分がよくわからない…オフラインで詳しく使い方など教えてほしいという方のために弊社では様々なところで講義を行っております。
弊社独自の集中講義!また始めるにあたっての疑問や効果など詳しくご説明しています。
▼以下をクリック▼
10名で受講する場合・自社にカスタマイズして講義を聞きたい方は上記集中講義が断然お得ですが、「まず費用対効果を見たい」「時間はあるけど料金がそれほどかけられない」という企業のための、お安い講義(私の地元越谷市に来ていただくという前提で)全12回、1回90分の講義も行っており、それが以下
Click! ↓
になります。
中小企業のお役にたてること間違いない講義です。
どうぞご活用ください。
山﨑清彦株式会社山崎メディアミックス 代表取締役 ディレクター歴25年 低予算・少人数で動かなければいけない現場でディレクター(構成・撮影・編集・ディレクション兼任)として25年。 CS(スカパー)医療福祉チャンネル774ディレクターを経て 株式会社山崎メディアミックスを設立 Nottv「Musicにゅっと」ディレクターやAbemaTV「将棋名人戦」現地ディレクター として活躍。地域ネット発信局「こしがやTELE美」ディレクター。 講師としては埼玉県川口市にて「PowerPointで映像をつくろう」「スマートフォンだけで撮影編集」の講師、また子どもたちの映画制作教室の先生やアニメーション制作教室の先生として小学生にも映像を教える。 越谷市の「動画の先生」として技博にも参加しており定員20名が早々に満員に。 |
Comments